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「当院の『理念、基本方針』は?」と突然聞かれても、多くの職員が「医療スタッフマニュアル手帳」等を見ないと答えられないのが現状ではないでしょうか?
現在の「理念、基本方針」の策定は2009年で約10年が経過しています。その間に世の中の医療状況は大きく変化していて、当院に求められること、すべきことも変化していますので、「理念、基本方針」の見直しが必要という意見は以前からありました。
しかし、新病院移転を控えて見直しても、移転で環境・状況が変わり、移転後すぐ再見直しが必要となる可能性も大きく、「理念、基本方針」を短期間に変更して混乱を招く危険性を考え、見直しは移転後という方針としてきました。
移転後半年以上経過したので見直しに着手することにしましたが、新しい「理念、基本方針」は病院運営の根幹であるので職員に常に意識してもらえるように、「職員が何も見ないでも言える」をコンセプトに策定したいと思います。
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皆さんは、昨年6月1日に「世紀の一大事業」である新病院移転を無事成し遂げましたが「移転前より移転後の方がむしろ忙しい」と感じているかと思います。
建物というハードが変わり、新しいシステムが導入されてソフトが変わり、病棟再編成で環境やチームだけでなく、多くのことが同時に変わったうえに、設計・建設段階では「良かれ」と思っても実働してみて初めて判明する不都合・不便も多く、これらの改善作業も加わり、このような中でただでさえ多忙な日常診療を行うことが「移転前より忙しい」理由と考察しています。
その意味では、新築移転事業は、まだ継続中であると言えます。そこで、今年の目標を「新病院の運営を軌道に乗せて、移転事業を完了させる」としました。
新しい建物、新しいシステムを有効に利用し、新しいチームでの良好な人間関係を構築して、全ての不都合・不便を解決すれば、忙しさは改善でき、以前より便利で楽になるはずです。
残り数日間で大きな事柄が起こる可能性もありますが、院長目線で2018年10大ニュースを選びました。

第1位 新病院新築移転(6月)
第2位 林新看護部長就任(4月)
第3位 臨床検査部ISO15189取得(1月)
第4位 日本赤十字社名誉総裁寛仁親王妃信子様視察(10月)
第5位 臓器移植の推進における尽力に対して厚生労働大臣感謝状受領(10月)
第6位 多発する災害〔草津白根山噴火 [4班] (1月)、西日本豪雨 [3班] (7月)、群馬県防災ヘリ墜落 [4班] (8月)、北海道胆振東部地震 [2班] (9月)〕に医療救護班派遣
第7位 DPC特定病院群認定(4月)
第8位 心臓血管外科新チーム就任(4月)
第9位 ホームページリニューアル(3月)
第10位 自衛隊双発ヘリ離着陸訓練実施(11月)
「『管理職塾』開催開始(7月)」が次点です。

2018年は大変お疲れ様でした。新病院移転の大事業の成功は職員の力の結集です。皆さんに感謝いたします。
医師の時間外労働時間上限規制に向けて厚労省「医師の働き方改革に関する検討会」が議論を重ねています。
毎月、管理会議で各科別平均時間外労働時間を、科部長には部下別時間外労働時間を明示して、働き方改革への協力をお願いしています。
「労働時間」とするには「管理者の指揮命令下にある」ことが必須で、「(行動を)自らの判断で中断・終了が可能」「(行動をしないことで) 就業規則上の制裁等の不利益が発生しない」場合は該当しません。
医師の業務は「労働」か「非労働」「自己研鑽」か判別困難なことも多く、当院では「時間外手当の申請要領 2004.7」が判断基準ですが、グレーゾーンもあり改訂が必要です。現時点では、時間外労働時間申請は科部長と当該医師の判断に委ねていますが、時間外労働時間申請と出退勤システムデータとの突合調査で、時間外労働時間扱いに疑義が生じる場合もみられます。
良識ある判断・申請をお願いいたします。
東日本大震災のような広域大災害時には「被災地内の重症患者を自衛隊大型ヘリ・固定翼機で遠方被災地外に搬送して治療」が国の計画です。
自衛隊機の反復離着陸が可能な場所は自衛隊基地・駐屯地や空港等に限られ、群馬県では相馬原駐屯地のみでしたので、当県で大規模災害が発生した場合、重症患者は相馬原駐屯地まで救急車等で搬送後に自衛隊機で搬送され、身体的負担は大きく、重症患者が搬送に耐えられるか不安がありました。そこで、新病院のヘリポートを自衛隊機が常時離発着可能に整備し、当院から直接県外へ搬送できるようにしました。
11月11日の前橋市総合防災訓練において、当院ヘリポートで自衛隊双発ヘリCH-47の離着陸訓練が実施され、問題の無いことが確認されました。
敷地内にCH-47が常時離着陸できる病院は日本では自衛隊中央病院だけで、市中病院では当院が唯一です。当院はまさに「日本を代表する基幹災害拠点病院」です。