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先週末、コロナで中止していて4年ぶり開催となった日赤東部ブロック体育大会に看護部長、事務部長、総務課職員と共に大宮市に応援に行ってきました。
当院出場は3種目で、バレーボールはトーナメント初戦敗退、予選リーグ突破の卓球は決勝トーナメント初戦敗退ながらベスト8、予選リーグ初戦敗北のソフトテニスはその後の予選と決勝トーナメントの全試合を勝利して優勝し日赤全国大会出場権を獲得しました。「参加者全員が試合出場」の自主規制を課しての優勝は見事でした。
全国大会には過去に野球、フットサル、卓球が出場しています。ソフトテニスは今まで何度か全国大会出場権を獲得していましたが、いずれも「全国大会出場は辞退」の院内不文律があった時期で、今回が初出場となります。
全国大会は10月28日29日に名古屋&岐阜で開催されます。ソフトテニスの健闘を期待します。
ちなみに当院は2025年度日赤全国スポーツ大会の開催担当病院です。
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当院の現金出入りは月により賞与・借入金返済・補助金給付等の特定の高額現金出入りがあり毎月一定ではなく、「年間8億円貯蓄」すなわち「安定経営」の正確な成否は1年間終了後の判明とならざるを得ませんので、多少不正確でも早めに対策を打てるように月毎で、できれば日毎で「安定経営」の成否を予測できる「経営指標・目標値」が必要です。
事務部長に「そのような『経営指標・目標値』の提示」を依頼したところ、事務部長は若手事務員を中心に命題解決のための「事務部長特命PJ」を立上げ、8月2回目の幹部会議で今後の病院経営に活用できる素晴らしい解決案の発表をさせました。
事務部のレベルアップを感じた事例でしたが、これも関根稔秋元事務部長・関根晃前事務部長・鈴木典浩現事務部長の不断の努力の賜物と感謝致します。
これからの病院運営は今まで以上に事務員の力を必要とする時代となっています。今後も、事務部の活躍に期待致します。
新たな借金をせずに「給与等の人件費」「医療資器材・薬品等購入の材料費」「水道光熱費」等が支払えたからといって「安定経営」というわけではありません。
当院の場合「新病院建築時借入金の返済」「医療機器の定期更新・新規購入費」も必要ですし、将来病院を建替えるための貯金も必要です。
5年前の新築移転費用からすると当院規模の病院新築費は300億円程度で、次回建替え時には100億円借入するとしても200億円の自己資金が必要です。一般的な病院建替え周期は30~40年であり、25年後の建替えを前提とすると200÷25=8で毎年8億円の貯蓄が必要です。
「成長しつつ存続する経営」を「安定経営」とすれば、「新たな借入無く、人件費・材料費・水道光熱費・等を支払い、現在の借入金を滞りなく返済し、医療機器等を定期的に更新・新購入し、その上で将来の病院建替えのために年8億円貯蓄する」ことが当院の「安定経営」と言えます。
計画書内の「会社と社長の思想は受け入れないが仕事の能力はある人、今すぐ辞めてください」が「独裁運営による今回の騒動の一因」と多くの批評家が言います。
「多様性が無く、創造性と革新性が阻害され、環境変化に伴う変革ができない組織になる」欠点は理解できますが、「会社と社長の思想」を「組織の理念・使命」に置換した時を考えてしまいます。
「『みんなにとってやさしい、頼りになる病院』になる必要はない」「災害救護はする必要がない」と考える職員は、当院には相応しくない職員と言わざるをえませんし、職員であることを強要しているわけではないので、理解ができずに当院に馴染めない職員は当人の理想とする理念・使命を掲げる組織へ移るのが互いに幸福の様な気もします。
しかし「相応しくない職員を『辞めさせる』のではなくて、価値観の違いを互いに受容して共に組織運営して行くのが今風の組織運営」と批評家は続けます。組織運営は難しい。
インタビュアー〔以下:イ〕「本日のゲストはM日赤病院N院長です。病院経営・運営の難しい昨今、何か新しい話題はありますか?」
N院長〔以下:N〕「第4駐車場から敷地内道路へ3本の階段を新設しました。」
イ「工事費用は?」
N「約◎百万円です。」
イ「結構な費用ですね。医療機械購入など他の有効な使い道もあったのでは?」
N「過去に第4駐車場から敷地内道路へ土手を降りる時に転倒して骨折した職員もいました。階段に経費分の効果はあると判断しました。」
イ「階段の利便性を職員が感じている証拠として、ハッピーBOXに『新設階段、良かった』の投書がありましたか?」
N「残念ながらありませんでした。否定的な投書は小さいことでも直ぐ入るのですが・・・」
イ「院長たる者、僻んではいけませんよ。」
N「今後も、必要な改修、費用対効果があると判断した改修は、可能な限り実施する方針ですので、今後は褒めて育てていただければ幸いです。」