FC2ブログ
2019年6月1日で新病院移転から1年間が経過しました。ハード、ソフト、システム、チームが同時に変更されたことによる忙しさも一段落しつつあり、昨年の今頃に比べれば多少の余裕もでてきたのではないかと思います。
計画・設計・建設の各段階で議論を尽くし熟慮しましたが、実際に運営してみると不便なことやスムーズに回らないこと、運営できないことも、まだまだ存在するのも現実です。
移転1年目は問題点・課題の抽出・認知と、まずは緊急を要する問題点・課題の優先的な改善を行ってきました。2年目は残る問題点・課題を1つ1つ、経営状況に応じて可能な限り解決することが目標となります。
まだたくさん存在する問題点・課題を、緊急性・必要性および経費対効果の経済的視点を加味して優先順位をつけて改善してゆきますので、まだいましばらくは不都合・不便なこともあるかと思いますが、職員の皆さん、宜しくご協力のほどをお願いいたします。
スポンサーサイト
理念・基本方針の改訂に基づき「患者さんの権利」を、「患者さんの権利の尊重」と改題して、下記のように改訂しました。旧「患者さんの権利」の内容を包含していますが、新設項目もあります。〔旧「患者さんの権利」での対応項目〕

1.人間としての尊厳が守られる権利を尊重します。〔無、新設〕
2.良質な医療が受けられる権利を尊重します。〔無、新設〕
3.自己に関する診療情報が提供される権利を尊重します。〔カルテ開示〕
4.判断に必要な医学的な情報が提供される権利を尊重します。〔インフォームドコンセント〕
5.セカンドオピニオンが受けられる権利を尊重します。〔セカンドオピニオン〕
6.自らの意思に基づき医療を選択する権利を尊重します。〔リビングウィル〕
7.個人情報やプライバシーが保護される権利を尊重します。〔プライバシー保護〕

職員のなすべき行動という視点を重視して「権利を尊重します。」という表現に統一しました。
「ビビディ・バビディ・ブー」「マハリクマハリタ」「テクマクマヤコン」など、唱えることで人や物事が劇的に変化するのが『魔法の言葉』です。
当院「診療科部長塾」「管理職塾」の講師米本教授は「上司の言葉は『魔法の言葉』」と言います。「ありがとう」「頑張っているね」「助かるよ」や褒め言葉などの「『承認』を意味する言葉」は、元気回復、やる気になる、特別の魔法だそうです。
部下といわず、同僚、上司だって『承認』されるのは嬉しいものです。
職員同士が「褒める」「承認し合う」ことで、「良好なコミュニケーションの自然発生」が期待でき、また「やりがい」を感じられ、「働きやすい労働環境」が構築できると思います。
2017年9月7日付院長室便り中野No.125「わしはな、空手やっとるんじゃ!……通信教育やけどな」でも述べましたが、とても小さなことでも良いですから皆さん「1日1承認 (1褒め)」を実行してみましょう。
2019年4月26日付院長室便り中野No.208「新入職看護師が配置部署として希望しない理由」でも言及しましたが、医師や管理職者に限りませんが、『怒る』ことは失うものが多く、「『怒る』ことで得られるものが失うものより多い」ということは、ほとんどありません。
『怒る』内容自体は一理あることも多いかと思いますが、「『一理ある内容』を『伝える方法』に決定的な問題がある」のです。『怒った』ことを自覚していて「ついカッとなって」と、相手に謝る人もいますが、相手は、その場は許しても、トラウマとなり、「ついカッとなって」ということでは、「次回またいつ『怒られる』可能性があるかもしれない」と思います。その後は常に様子を窺うようになり、御機嫌の悪い時に上申を避けるようになるため、重要事項の報告が遅れ気味となる危険をはらみます。
医師や管理職者には、「『怒る』ことをしない」は、必須技術です。
2009年2月18日に運航開始して今年の2月17日で10年間となった群馬県ドクターヘリの「運航10周年記念式典」が4月14日に当院講堂で開催され、運航基地病院である前橋赤十字病院として群馬県知事より感謝状をいただきました。
10年間(~2019/2/17)の要請件数は10,280件、出動件数は7,473件で、ドクターヘリだから救命できた、後遺症を残さず社会復帰できた、という事例は、数多くあります。
このような見事な活躍を、10年間無事故で運航できたことは、運航委託業者の朝日航洋㈱、当院のフライトドクター・ナースおよび傷病者の受入に関与されたスタッフ、県内11消防機関、県庁担当部局、県内・県外の傷病者受入医療機関他、様々の方のご支援・ご協力のおかげと感謝申し上げます。
 次の10年間、20年間も、無事故運航で、多くの患者さんの救命と後遺症低減に貢献できるよう、努力していきたいと思います。